【この物語の、ほんの少しの“あらすじ”】
創造の神イザナギとイザナミの間に生まれた、火の神カグツチ。しかし、その誕生は、母イザナミの命を奪うという、悲劇を引き起こします。
最愛の妻を失った父イザナギは、その深い悲しみを、燃え盛る「怒り」へと変え、我が子であるカグツチを、その手にかけてしまうのです。
しかし、カグツチが流した血からは、次々と新しい神々が誕生しました。
これは、一つの「死」が、新たな「生」を生み出すという、破壊と創造、そして、生命の循環を巡る、壮絶な物語です。
こんにちは。
「幸せの教室」感情デコーディング・コンセイエの蘭生彩乃です。
あなたは、誰かに対して、あるいは、自分自身に対して、まるで、燃え盛る炎のような、コントロールできない「怒り」を感じて、苦しくなってはいませんか?
「あの人が、許せない」
「こんな運命は、許せない」
その、破壊的なエネルギーに飲み込まれ、大切な何かを、そして、あなた自身をも、焼き尽くしてしまいそうな、恐怖。
今日は、そんな、あなたの心に深く寄り添うかもしれない、火の神カグツチの、悲劇の物語を、魂の視点から紐解いていきましょう。
「怒り」の仮面の下で、本当に泣いているもの
父イザナギは、なぜ、生まれたばかりの、何も知らない我が子を、その手にかけるという、取り返しのつかない行動に出てしまったのでしょうか。
彼は、本当に、カグツチを「憎んで」いたのでしょうか。
いいえ。違います。
彼の心を支配していたのは、「怒り」ではありませんでした。
その、燃え盛る炎のような「怒り」の仮面の下で、彼の魂は、**最愛の妻を失った、計り知れないほどの、深い、深い「悲しみ」**に、ただ、泣き叫んでいたのです。
あまりにも大きな悲しみや、無力感に直面した時、私たちの心は、その痛みに耐えきれず、そのエネルギーを、よりパワフルで、攻撃的な**「怒り」**へと、無意識に、変換してしまうことがあります。
「悲しい」と泣き崩れるよりも、「許せない!」と怒る方が、ほんの少しだけ、立っていられる気がするからです。
あなたの“カグツチ”は、誰ですか?
イザナギにとって、カグツチは、その「悲しみ」の、格好の“的”でした。
「お前のせいで!」と、責任を転嫁し、怒りをぶつけることでしか、彼は、自分の心のバランスを、保つことができなかったのです。
私たちもまた、自分の内なる「悲しみ」と向き合うのが怖くて、無意識に、身近な誰かを“カグツチ”にして、怒りの炎をぶつけてしまってはいないでしょうか。
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パートナーの、ささいな一言
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言うことを聞かない、我が子
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あるいは、「何もしてくれない」自分自身…
それらは、あなたの「怒り」の、本当の原因なのでしょうか。
それとも、あなたの心の奥底で泣いている、**癒されていない『小さなあなた』の「悲しみ」**の、身代わりになってくれているだけ、なのでしょうか。
灰の中から、新しい「誕生」が生まれる
この物語の、最も美しく、そして、最も希望に満ちた部分は、ここからです。
父に討たれた、カグ-ツチの血。
その、悲劇と、絶望の、まさに、その場所から、次々と、新しい神々が、誕生したのです。
この神話は、私たちに、一つの、非常にパワフルな真実を、教えてくれます。
あなたが、人生で体験する、最も深い「痛み」や「絶望」の、まさに、その灰の中からしか、あなたの人生における、最も輝かしい「再生」や「新しい誕生」は、生まれてこない、ということです。
私のメソッド『感情デコーディング』は、まさに、その「怒り」の炎の奥にある、**本当の「悲しみ」**に、優しく、光を当てる作業です。
その、涙の源泉に触れ、あなた自身が、その『小さなあなた』を、抱きしめてあげることができた時。
あなたの「怒り」の炎は、誰かを傷つける「破壊」のエネルギーから、
あなたの人生に、新しい可能性を生み出す、「創造」の、聖なる光へと、その姿を変えるでしょう。
私が、どうやって、人生のどん底で感じた、あの燃えるような怒りを、新しい人生を創造するための光へと変容させたのか。
その具体的な物語と方法を、無料の電子書籍に、そのすべてを綴りました。
あなたの「怒り」は、決して、あなたの敵ではありません。
それは、あなたの魂が、新しいあなたへと生まれ変わるために、天が与えてくれた、神聖な“産みの苦しみ”なのですから。
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