計画通りに進まない仕事。
約束を、すっかり忘れていたパートナー。
楽しみにしていた旅行が、雨で台無しに…。
私たちの日常は、「期待通り」にいかない、小さな、そして時には大きな、裏切りで満ちています。
そのたびに、あなたの心には、「なんで、こうなるの！」という、コントロールできない“イライラ”が、湧き上がってきませんか？
こんにちは。
「幸せの教室」感情デコーディング・コンセイエの蘭生彩乃です。
今日は、そんな、あなたの心を乱す「期待通りにいかない」という現実と、どうすれば、もっと穏やかに、そして賢く、付き合っていけるのか。そのヒントを、私自身の、つい最近の体験も交えながら、お話しさせてください。
「イライラ」の奥で、本当に泣いているのは誰？
なぜ、私たちは、物事が思い通りに進まない時、あんなにも、心がザワつき、イライラしてしまうのでしょうか。
それは、単に「予定が狂って、困る」から、だけではないのです。
その奥には、もっと深く、そして、もっと悲しい感情が隠れていることがあります。
それは、**「私の期待（望み）が、軽んじられた」「私の存在が、大切に扱われなかった」**という、魂の“悲しみ”と“無価値感”です。
そして、その声の主は、あなたの心の中に今も生きる、**『小さなあなた』**なのです。
クリスマスプレゼントと、届かなかった「本当の望み」
実は、つい先日、私自身も、仕事の連絡が、期待していたタイミングで来なかった、という出来事がありました。
その瞬間、自分でも驚くほど、強いイライラが湧き上がってきたのです。
「なぜ、すぐに返事をくれないの！」と。
そこで、私は、自分のメソッドである『感情デコーディング』を使って、そのイライラの声に、深く耳を澄ませてみました。
「ねえ、怒りちゃん。本当は、何をそんなに悲しんでいるの？」と。
すると、私の心によみがえってきたのは、遠い、遠い、子供の頃の記憶でした。
それは、クリスマスの朝。
一年で、最も胸をときめかせ、サンタさん（両親）からのプレゼントを待っていた、あの日のこと。
私が、ずっと、ずっと、お願いしていたプレゼントとは、全く違うものが、枕元に置かれていたのです。
あの時、私が感じたのは、単なる「間違い」への怒りではありませんでした。
大声で泣きじゃくった、あの涙の奥にあった、本当の気持ち。
それは、
「私の、た-った一つの望みを、一番わかっていてくれるはずの、大好きな人が、わかってくれなかった」
という、どうしようもない、魂の“孤独感”と“悲しみ”だったのです。
今の「イライラ」は、過去の「悲しみ」のこだま
そう。
大人になった今、誰かが私の「期待」に応えてくれない時。
私の心の中で暴れているのは、あのクリスマスの朝に、「私の声は、届いていなかったんだ…」と、絶望して泣いていた、『小さな私』そのものだったのです。
そのことに気づけた時、私のイライラは、すーっと、消えていきました。
そして、その奥から、健気で、愛おしい、小さな女の子の悲しみが、ただ、静かに、浮かび上がってきたのです。
だとしたら、私が本当にすべきことは、相手を「なぜ、返事をくれないんだ！」と、心の中で責めることではありませんでした。
まず、自分自身で、その『小さな私』の悲しみに寄り添い、
「そっか、悲しかったね」
「あなたの望み、私がちゃんと聴いてあげるからね。もう、大丈夫だよ」
と、優しく抱きしめてあげることだったのです。
あなたが、もし、思い通りにならない現実にイライラした時は、チャンスです。
それは、あなたの『小さなあなた』が、過去に満たされなかった、本当の望みを、あなたに教えてくれようとしている、神様からのサインなのですから。
この、自分を癒し、世界との関係性を、根本から変えていく、具体的な心の旅について、私の実体験を交えながら、無料の電子書籍に、そのすべてを綴りました。
あなたのイライラが、いつか、あなた自身を深く愛するための、優しい道しるべとなりますように。
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