あなたは、大切な人との別れや、愛するものを失った悲しみの暗闇の中で、一人、立ち尽くしてはいませんか?
「もう、私の世界は終わってしまった…」
そんな風に、光を見失いそうになってはいませんか?
こんにちは。
「幸せの教室」感情デコーディング・コンセイエの蘭生彩乃です。
今日は、そんなあなたの心に、そっと寄り添うかもしれない、日本最古の、そして最もドラマチックな愛の物語をお話しさせてください。
それは、この国を創った二柱の神、イザナギとイザナミの物語です。
『古事記』に記された、日本の国創りの物語。
最初の夫婦神であるイザナギとイザナミは、幸せな創造の日々を送っていましたが、妻イザナミの突然の死によって、その運命は引き裂かれます。
愛する妻を忘れられないイザナギは、死者の国「黄泉の国」へと彼女を迎えに行きますが、そこで、変わり果てた妻の姿を見てしまい、恐怖のあまり逃げ帰ってしまうのです。
これは、愛と絶望、そして「死」という、抗えない別れを乗り越え、新しい「生」の光を生み出す、壮絶な再生の物語です。
光の創造と、突然訪れた“死”という闇
遥かなる昔。神々の命を受け、最初の夫婦神として誕生したイザナギとイザナミ。
彼らの使命は、混沌とした世界に秩序と生命をもたらすことでした。
二人は、神秘の島「オノゴロ島」に降り立ち、次々と神々を産み、世界を美しいもので満たしていきます。まさに、愛と喜びに満ちた、輝かしい創造の日々でした。
**しかし、**その幸せは、永遠ではありませんでした。
妻であるイザナミが、火の神カグツチを産んだ際、その身を焼かれ、命を落としてしまうのです。
最愛の妻を失ったイザナギの悲しみは、計り知れませんでした。
彼は、彼女を取り戻したい一心で、決して足を踏み入れてはならない、死者の国**「黄泉(よみ)の国」**へと向かいます。
愛ゆえの絶望。黄泉の国で見た“真実”
暗く、冷たい静寂が支配する黄泉の国。
そこでイザナギが再会したのは、もはや、かつての美しい妻の姿ではありませんでした。
死の影に覆われ、変わり果てたイザナミの姿。
その恐ろしさと、決して覆すことのできない「生と死の境界」という絶望的な真実を前に、イザナギは、ただ逃げ帰ることしかできませんでした。
あなたも、経験がありませんか?
失った愛を取り戻そうとすればするほど、相手の心が、もはやここには無いという、冷たい現実に打ちのめされる。
愛が深かった分だけ、その絶望の闇もまた、深く、暗いのです。
“禊(みそぎ)”― それは、魂の再生の儀式
地上に帰還したイザナギは、黄泉の国の穢(けが)れを洗い流すため、**「禊(みそぎ)」**を行います。
**しかし、**これは、単に体を清めるだけの行為ではありませんでした。
それは、愛する妻を失った深い悲しみ、そして、変わり果てた姿を見てしまった恐怖。その、自分の内側にある、ドロドロとした感情(闇)のすべてを、一度、受け入れ、そして洗い流す、魂の再生の儀式だったのです。
この物語が、私たちに教えてくれる、最も大切な教訓は、ここにあります。
私たちは、闇から目を背けて、光へと進むことはできない。
一度、自分自身の闇(悲しみ、怒り、後悔)を直視し、それを受け入れ、清めることでしか、魂は、本当の意味で、新しい光を生み出すことはできないのです。
その証拠に、禊を終えたイザナギの身体からは、次々と、新しい、そして最も輝かしい神々が誕生します。
左目からは、太陽の神アマテラスが。
右目からは、月の神ツクヨミが。
そして鼻からは、風の神スサノオが。
イザナギは、最愛の妻という「光」を失った、その最も深い絶望の闇の中から、世界を照らす、さらに偉大な「三つの光」を生み出したのです。
もし、今、あなたが、深い悲しみの闇の中にいるのなら。
どうか、思い出してください。
その闇は、終わりではありません。
それは、あなたの魂が、次なる、より大きな光を生み出すための、神聖な“禊”の始まりなのかもしれません。
私のメソッド『感情デコーディング』は、まさに、この「禊」のプロセスです。
あなたの内なる闇(感情)の本当の意味を読み解き、それを洗い流し、新しい光へと変容させるお手伝いをします。
その具体的な物語と方法を、無料の電子書籍にまとめました。
あなたの闇が、いつか、誰かを照らす、優しい光となりますように。
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